【家庭総合科 学科の目標】
家庭総合科は社会自立に必要な力を育成するために基本的な知識や技能の習得、体力の向上、協働するために必要なコミュニケーション能力の向上を目指した作業学習に取り組んでいます。
主に三つの作業内容(紙工・縫工・織工)を通して「社会人基準」を合言葉とし、働き続ける力を身に付けるために、日々取り組んでいます。
【家庭総合科の取り組み】
○紙工では、各作業工程を一人ひとりが責任をもって担当し、みんなで1枚ずつ手作り和紙を製作します。さらに和紙を活用した製品を三つの学年で協力して製作する協働作業を大切にしています。
○縫工では、1年生で基本的な技術を身に付け、2年生で習得した技術を定着させることを目指し、3年生では技術を応用できる物作りをしています。仲間と分業して協働作業を行っています。
○織工は、2年生の後半から取り組みます。織機の使い方を学び、布を織る練習をします。
【工房 あとりえれいんぼー】販売会の店名です。
開校当時の生徒が自分たちの工房を「あとりえれいんぼー」と名付け、現在もその伝統を受け継いで販売活動をしています。地域の方とのあたたかい言葉の交流が励みになり「お客様があたたかい気持ちになるような丁寧な物作り」が、家庭総合科の生徒の目標です。
地域や社会とのつながりを意識させ、思いやりや協調性の大切さを学び「働く喜びを知り社会に貢献しようとする心の育成」に努めます。
☆学校祭の販売会~廊下にクラフトアート掲示☆
【作業学習の内容】
○紙工○
牛乳パックをリサイクルして紙すきを行い、和紙を作っています。
【主な作業工程】
・フィルムはがし:牛乳パックのフィルムをはがしたパルプが原材料です。
・計量:製品に応じて紙の厚さを変えるため、グラム数を計ります。
・パルプ液作り:ミキサーで、かくはんしたパルプ液を作ります。
・紙すき:パルプ液を「すき枠」に入れ、手でしっかり混ぜ紙すきをします。
・仕上げ:平らになるように力一杯、丁寧にローラーをかけます。
できた和紙で「はがき」「メッセージカード」「封筒」「ポチ袋」
などを作っています。生徒のデザインを生かして作っています。
名刺の受注販売も行っています。
和紙の加工は、集中力と手先の動きの丁寧さ、道具を安全に使う力がつきます。
「花いっぱいカレンダー」は、三つの学年が協力して製作する家庭総合科の集大成の製品です。
表紙は、2年生が毎年、デザインを工夫して考えています。
○縫工○
布の印付け、裁断、アイロンやミシンの使い方など基本的な縫工技術を習得することから始めます。
最初は、コースターや小物入れ、ポーチ、ハンカチなどの小物で平面的な製品作りに取り組みます。
少しずつ工程の多い製品や立体的な製品作りに取り組んでいます。
ショルダーバッグやミニショルダーバッグ、トートバッグ、エプロンなどを製作しています。
ipadで作り方動画を見て、自分で理解し、考えて製作する学習も取り入れています。
販売会でお客様のご意見を参考にし、丁寧な物作りをするように心掛けています。
○織工○
2年生の後半から取り組む作業です。コースターや花瓶敷きなどを製作しています。
織機の操作の仕方に慣れ、糸のはり方に注意し、丁寧に織り上げる作業です。
本校生徒の職場実習や雇用をお考えの皆様は、札幌高等養護学校の就業促進について.pdf を御覧下さい。
御連絡いただければ、進路指導担当者が御説明にお伺いいたします。
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