窯業科紹介

 窯業科では、信楽白粘土、信楽赤粘土、半磁器粘土等を使い、板作りやより作りによる成形作業に始まり、やすりがけ、素焼き、撥水剤塗り、釉薬がけ、本焼き、仕上げまでの一環作業を行うことで『自分の製品に責任を持つ』という意識を学び、販売活動を通して『お客様目線に立った製品作り』に取り組んでいます。

 また、製品を作るだけでなく、粘土再生作業や在庫管理にも取り組んでいます。

紙面での工程表やタブレットの製作動画を見ながら作業工程を習得

し、時に互いに教え合う『協働』作業に取り組んでいます。

【学科の目標】

窯業製品の製作から販売までの様々な作業を通してやりがいを感じ、働く意欲や人との関わり方など、職業自立と社会自立をめざす。そのために必要な基礎的・基本的な能力を高め、実践的な態度を育てる。

 

製品作りや販売、学科の説明等を通して、「挨拶や報告、相談等のコミュニケーション能力」「人間関係の形成」「長く働く力」等の働く力の大切 観点として捉えて作業学習を進めています。

 

 

 

 

 

 

【各学年での製作物】

 ○1学年で製作する製品

  ※板作りを中心に

・「石膏型作り」で、「中皿」や「小鉢」、「大鉢」など

・「巻き作り」で、「コーヒーカップ」など

 

 

 

 

 

○2学年で製作する製品

 ※板作りからより作りへ

・「より作り」で、「スープカップ」や「茶碗」など

○3学年で製作する製品

 ※より作りから多様な製品作りへ

・「より作り」で「大鉢」や「大皿」、「花器」など

・今までの経験を生かし、卒業制作に取り組む。

 

【製品販売】

 ・近隣の「森林公園」「こぱん」などに毎年1~2回ほど製品を生徒が製品を届け、委託販売をしております。

 ・2023年度の学校祭では、3年ぶりに保護者を中心とした外部向けの販売会をおこないました。

本販売会では、3年生が1,2年生のリーダー役となって販売会の準備を進めることができました。

【交流や見学会】

 ・「石狩翔陽高校との交流」や「中学校2年生対象の作業体験会」、「学校見学者や教育相相談者への学科説明」等は、コミュニケーション能力や人間関係能力の向上の貴重な機会となっています。