木工科実習内容紹介

  木工科(愛称:木工房SKY)ではキッチンベラやスマホスピーカー、イスなど身近な生活で使用できる製品作りを通して、「働く力」が身に付くよう毎日の作業学習に取り組んでいます。学年進行に伴って、簡単な工程の平面製品から、複雑な工程の立体製品へと発展的な内容となっています。また、工程表を見て確認しながら製作したり、協力して製作したりするほか、来校者へ学科案内や受注製品の製作、交流学習なども行っています。

<学科の目標>
 木材等を主材料とし、原材料から製品を加工、販売する学習などを通して、生徒の主体性や協調性、積極性を育てるとともに、職業自立など社会自立に必要な基礎的・基本的な能力の向上や集中力、判断力などの実践的な態度を育成する。

<木工科の取り組み>
 1学年で製作する製品…平面的な製品作りを主として行い、キッチンベラ、カッティングボード、レンコン型鍋敷きなど。

 

 2学年で製作する製品…立体的な製品作りを主として行い、スマホスピーカー、フラワースタンド、三目並べなど。

 3学年で製作する製品…ベンチ、スツール、スパイスラックなどの大型で複雑な工程の製品。

 

<木工科検定>  木工科の観点から職業生活に必要な態度や技術面・知識面の評価を行い、基礎編一級、中級、上級の認定をしています。作業学習で身に付けた力を確認するとともに、作業学習への意欲の向上をねらいとしています。

 

<製品販売会>  学校祭を中心に一般販売を行っています。森林公園や地域のイベントなどでも製品を販売しています。販売会を通して、自ら考え主体的に行動する力を高めるとともに、地域の人たちとの交流やコミュニケ-ション能力の向上をねらいとしています。自分たちが製作した製品が売れることで、作業学習でのがんばりが喜びへと変わる場ともなっています。