ハンドウイルスバスターの贈呈式を行いました
学校祭でのプロジェクト発表を経て、12月10日から17日にわたり、4カ所の企業・福祉事業所の皆様に、御来校もしくはオンラインで参加していただき、足踏み式アルコール消毒液噴霧器(ハンドウイルスバスター)を贈呈させていただきました。
児童発達支援ひまわり 様
株式会社CLOCK 様
社会福祉法人聖母会天使の園 様
あまみや小児科医院 様
足下も悪い中、遠方より足を運んでいただき、
また生徒たちへ温かなメッセージをいただきありがとうございます。
本校生徒が丹精込めて製作した噴霧器が、少しでもお役に立てれば幸いです。
【追加募集について】
ハンドウイルスバスターが残り2台あります。
学校祭にお越しいただいた方のアンケートでも「どうしようか悩んで声を掛けずに帰ってきてしまった」というお声も頂戴しており、たくさんの方々に関心をもっていただいているのかなと思っております。
先着順とさせていただきますので、お早めに御連絡いただければ幸いです。担当より贈呈の日程等を調整させていただきます。よろしくお願いいたします。
木工科作業学習担当より
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この「ハンドウイルスバスター」製作当時の秘話を
続きに載せますので、よろしければご覧下さい。
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新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、ロックダウンや、外出自粛、3密を避けた行動様式といった言葉が飛び交った2020年。
緊急事態宣言による2ヶ月近い臨時休校から学校再開に合わせて、職員で試作品を作り、生徒玄関で使い始めたのが、足踏み式アルコール噴霧器のスタートでした。
寄宿舎併設の学校で、この1台で足りないのは目に見えていたので、現場実習も中止となってしまった22期の生徒の皆さんと一緒に、木工実習で10台ほど製作しました。
初期型の噴霧器は、ペダル部分の木がすぐ割れるなどのトラブルがあり、その都度改善方法を生徒たちで話し合いながら改良していきました。(ペダルだからこの形状がよいのでは…というのは大人の思い込みでした。生徒の皆さんの柔軟な発想には頭が下がります)
完成した噴霧器は、校内で活用するだけでなく、北海道特別支援教育センターでモニターしていただきました。
実際に教育相談に来られた方が使用する中で、使ってみての感想や、さらに良いものにしていくためのアイデアを、その後メジャーになったビデオ通話で、センターの所長や担当の主事から直接いただきました。
このとき得られた知見が、
①アルコールボトルの大きさによって高さ調節できる台や押し棒部分
②ペダルを踏めない方でも使える(車椅子の方や、片足でペダルを踏む動作でバランスを崩しやすい方など)、手の甲で操作できるロッド
など、現在のハンドウイルスバスター(この名前も当時の生徒の皆さんが考えた名前です)に生かされています。
これらの声を反映した製品版ハンドウイルスバスターは、2021年に一般販売され、たくさんの店舗や事業所で使っていただきました。
その後新型コロナウイルス感染症の五類移行などにより、売れ行きが徐々に鈍っていき、最終的に6台が倉庫でいつか活躍できる日を待つ状況となっていました。
今回のプロジェクトにあたり、26期生が発売当時にはなかったスクールロゴマークや、銘板を新たにレーザー彫刻させていただきました。
発売当時に購入していただいた皆様、そして今回寄贈プロジェクトに応募していただいた皆様の元で、本校生徒が製作したハンドウイルスバスターが、永く愛されることを願っております。
本校生徒の職場実習や雇用をお考えの皆様は、札幌高等養護学校の就業促進について.pdf を御覧下さい。
御連絡いただければ、進路指導担当者が御説明にお伺いいたします。
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