学校長挨拶

 札幌高等養護学校のWEBサイトをご覧いただきありがとうございます。
 本校は手稲山を見上げる手稲前田の地に平成10年4月に開校し、四半世紀が経過しました。これまで本校の教育活動に御理解と御協力をいただいた皆様に感謝するとともに、卒業生の皆様の益々の御活躍を御祈念申し上げます。
 さて、本校は「自立」(健全な心身をもち 主体的に判断し行動すること)、「協同」(自他を思いやり 協力してやり遂げること)、「創造」(積極的に学び 豊かな生活を切り拓くこと)を校訓とし、生徒の社会参加、職業自立に向け、社会生活に必要な能力を育成するための教育活動に取り組んでいます。
 令和6年度は、農業科、窯業科、木工科、家庭総合科、クリーニング科の5つの職業学科に144名の生徒が在籍し、82名が寄宿舎で生活しております。本校の教育課程は、有為な社会人を育成するため「働く力」「生活する力」「体力」の3観点で編成されており、「教科別の指導」「各学科の作業学習」「体力つくり」の3つの指導を柱とした教育活動を展開しております。特に「各学科の作業学習」では、3年間を通じて自学科の作業に継続的、発展的に取り組むこととしており、繰り返しと積み重ねの指導を重視した学習を展開しております。
 また、全教育活動をとおして、人間関係の基礎となる力【挨拶、相手意識、気持ちの安定】の育成に重点をおいて取り組んでおります。本校の学校教育目標である、「自ら学び考え 豊かな社会生活を切り拓き たくましく生きる生徒を育成する」ためには、広く社会に開かれた教育活動を展開していくことが不可欠です。
 保護者、札幌市、地域住民、企業、福祉機関等の皆様と「つながり」を大切にしながら、本校の生徒が「自らの夢に向かって目標をもち、学ぶ楽しさや成長を実感できる学校」を目指して、職員一同、誠意をもって職務に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
北海道札幌高等養護学校長 奥田 雅紀(おくだ まさのり)